力と技の頂上決戦 ソフトボール最高峰の大会 舞鶴で初開催
投稿日時:2016年08月16日(火)
本塁でのクロスプレー 豪快なバッティング
行永の東舞鶴公園野球場で7月29日~8月1日の3日間、国内トップレベル32チームが集まり、ソフトボール実業団の頂点を決める大会「第56回全日本実業団男子ソフトボール選手権大会」が開催され、熱戦が繰り広げられた。舞鶴からは京都代表としてジャパンマリンユナイテッド舞鶴が出場。惜しくも準優勝の高崎市役所(群馬県)に敗れたが、全国の強豪相手に健闘した。見事優勝を勝ち取ったのはデンソー(愛知県)で2年ぶり6回目の優勝。6点を先制しながらも追いつかれる苦しい展開だったが、終盤に打線がつながり11対6の大差をつけ、昨年1回戦で敗北した相手にリベンジを果たした。主将の下井倉将太さん(24)は「嬉しい。暑さと連投で疲労がたまるなかピッチャーが粘ってくれ、打線もつながり全員で勝ち取った勝利です」と気持ちよさそうに汗を拭った。今回ボランティアでウグイス嬢など大会の補助を行った西舞鶴高校ソフトボール部の新谷優貴子さん(16)は「格好良かった。なかなかない機会で良い経験になりました」と貴重な体験に目を輝かせた。大阪での開催がほぼ決まっていた今大会。舞鶴市ソフトボール協会をはじめ、舞鶴とソフトボールを愛する様々な人の思いが舞鶴開催を引き寄せた。同協会の上羽一男理事長は「去年ジャパンマリンユナイテッドが初めて全国に行ってくれた。実力あるチームが舞鶴にできて、なんとしても舞鶴開催を実現させたかった」と誘致の経緯を振り返り「市民がソフトボールで盛り上がれば街も活気づく。どちらも盛り上がれば良いですね」とスポーツでのまちづくりを語った。近年スポーツでの活躍が目ざましい舞鶴。街の至る所で様々なスポーツの全国大会が開催される日も遠い未来ではないかもしれない。
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