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初出場の京都大会で3位入賞の快挙

初出場の京都大会で3位入賞の快挙

投稿日時:2016年05月31日(火)

 5月21日、八幡市で開催された京都府高等学校総合体育大会において、創部2ヶ月目、大会初出場である日星高校レスリング部所属の新山育実さんが、グレコローマン級において3位入賞の快挙を果たした。全国的にもレベルの高い京都大会での快挙に、本市レスリング関係者の間に喜びが沸き立っている。「次、ウサギ跳びぃ」夕刻の道場に、怒声にも聞こえる指示が飛ぶ。現在、ただ一人の部員である一年生の新山育実さんが、汗を滴らせながら、縦横無尽にマットの上を動き回る。そのそばでは、小学生の選手も練習を共にする。活気溢れる練習を支えるのは、ボランティアのコーチ陣である。「技術はまだまだ。だけど、何を言われてもへこたれないのが彼の強みだ」指導する松本卓弥コーチ(27)は語る。「技術は練習で補えるが、負けん気の強さとメンタルはなかなか育たない。だからこそ今回結果にあらわれたのだと思う」同部顧問を務める三村和人さん(55)は、「全く予想していなかった。初めての大会で結果が出て、本人はもとより一緒に練習する仲間たちの励みになる」と笑顔で語った。同志社大学でレスリングを始めた三村さんは、京丹後市の網野高と宮津市の海洋高でレスリング部を立ち上げ、これまでにアテネと北京五輪で銀メダルに輝いた伊調千春選手や、アテネ五輪で銅メダルに輝いた井上謙二選手をはじめ、数多くの一流選手を育て上げた。今春から顧問を務める日星高校では、レスリングの指導を通じて愛される学校づくりにまい進している。「若いコーチ陣も頑張ってくれて、着実に舞鶴でのレスリングの底上げが進んでいる。今回の快挙で更に弾みがつく」と三村さんは胸を張った。こちらも三村顧問の教え子である松本コーチは、自身も選手として大会に出場する一方で、小学生から高校生までの子ども達を指導する。普段は舞鶴市役所に勤務をし、終業後の夕刻、子ども達と共に汗をかく毎日である。「今は、自分自身のことよりも、指導することに喜びを感じる。無限の可能性を持つ子ども達の能力をどこまで引き出せるか。大きなやりがいがある」三村顧問から受け取るバトンを、松本コーチはしっかりと握りしめている。「今回の3位入賞には満足していない」松本コーチにメンタルの強さを称えられた新山さんは、息を切らせながら力強く語る。「勝てるチャンスはあった。詰めが甘かった」柔道歴も9年になる新山さんは、レスリングの魅力は、動きの幅が広く、より戦略性が高いところにあると言う。「高校生のうちに、全国一になって、オリンピック選手を目指したい」師弟のたすきが着実に渡されるなか、わが街・舞鶴に新たな星が輝くことを期待せずにはいられない。

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