初代王将位に 坪倉さんと秋本さん
投稿日時:2018年08月03日(金)
舞鶴市民新聞社杯「舞鶴こども王将戦」(舞鶴市民新聞社主催)の第一回大会が22日、城南会館で開催された。市内の小学生44人が参加し、棋力を競った。将棋の普及や小学生の棋力の向上にと、日本将棋連盟舞鶴支部の全面協力のもと初めて開催した。対局は「低学年の部」と「高学年の部」に分かれ、4人1グループで対局し2勝で予選通過。2敗で敗退。予選通過者はトーナメントで優勝に挑んだ。保護者らが見守るなか大会が始まると、会場には駒の音だけが鳴り響いた。初戦すぐに勝ちの手を上げ、勝利の笑顔で保護者に会いに行く子や、負けて泣き出し、涙を拭きながら悔しさをにじませる子もいた。高学年の決勝は倉梯小5年の坪倉順也さんと福井小5年の長水孝仁さん。相矢倉模様の本格的な一局で、中盤から坪倉さんの玉頭からの強烈な攻めで粘る長水さんを制し、初代「高学年の部・舞鶴こども王将位」を獲得した。姉の影響で小2から将棋を始めたという坪倉さんは 「長水君は強くて、勝ててよかった。でも、これで満足せずに、もっと強くなりたい」と目を輝かせた。低学年の決勝は、倉梯第二小2年の秋本慶翔さんと、新舞鶴小3年の依田桜典さん。秋本さんは得意の攻めで突き通し優勝、初代「低学年の部・舞鶴こども王将位」を獲得した。秋本さんは「優勝できると思って、自信をもって対局した。決勝戦は危なかったけど、優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
大会結果は次の通り。
〈高学年の部〉
優勝 坪倉順也
準優勝 長水孝仁
3位 吉田大悟
4位 山下大翔
〈低学年の部〉
優勝 秋本慶翔
準優勝 依田桜典
3位 岩崎煌汰
4位 田中基稀
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