初の個展に感激 Tomomiさん 身障センターで 口マウスでイラスト作品【舞鶴】
投稿日時:2015年12月22日(火)
交通事故の大けがが元で自宅ベッドで生活する舞鶴市在住のTomomi・Hさん(40)のイラスト展が、余部下の市身体障害者福祉センター・サロンで開かれている。初日の12月17日にはTomomiさんは車いすで会場を訪れ、展示された自作を見るとともに来場者と言葉を交わした。20代前半に事故で頚椎を損傷して手足に障害が残る。2013年から口でマウスを操作できるパソコンの使い方を家電店店主らから教わり、いまではフェイスブックを開き、ネットで交流もする。絵を描くソフトを使ってカレンダーのイラストづくりを1年かかって取り組んだ。季節の行事や題材をユーモアのある絵と言葉を添えて仕上げた。時には1、2カ月も描けないときもあったが、アイデアが固まると没頭して3日で1枚を仕上げた。Tomomiさんは「みなさんの協力で個展を開くことができうれしいです。見ていただいた方に喜んでもらい、描いた甲斐がありました」と話していた。展示は1月13日まで。イラスト入りのカレンダー200部を作った。1部800円で同センター(電話63・3008)で販売中。収益金はTomomiさんの福祉機器の修理費用にあてる。
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