再生への希望伝える 小児がん追ったドキュメンタリー「風のかたち」 11月19日、カトリック西舞鶴教会で上映会と監督トーク【舞鶴】
投稿日時:2010年11月12日(金)
小児がんの子供たちを十年間追ったドキュメンタリー映画「風のかたち」の上映会と伊勢真一監督のトークが、19日午後7時から北田辺のカトリック西舞鶴教会で開かれる。小児がん患者や体験者、医師を見つめることで、命の尊さや再生への希望を伝えている。主催は日星高校を支援する市民でつくるステラソル(日星の夢と舞鶴の未来をつなぐ会)。来場を呼びかけている。 聖路加国際病院副院長の細谷亮太医師の依頼で、ヒューマンドキュメンタリーを製作する伊勢監督が、小児がんの子供たちと医師らが毎年行っているサマーキャンプを10年間撮り続けた。現在、小児がん患者は全国に約2万5千人いるといわれるが、約7、8割は治癒するようになっている。 映画では、人を助ける仕事をしたいと夢を語っていた少女が看護師になったり、学校の先生になりたいとの願いをもちながら他界した子供、そして医療の現場で子供たちを見守り続ける医師らを記録した。 病気を体験した子供たちがそれを機に強さに変えていく姿、医師やボランティアたちが病気の子供と関わることで力を得ていく姿を描き、人の生きる意味を問いかける。映画は105分。2009年の文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞を受賞した。 上映協力券は前売り1,000円(当日500円増し)。子供。学生は半額。
【問い合わせ】電話75・0452、日星高。
また、この日午前10時から日星高で、学校の人権週間の取り組みとして伊勢監督が話す。
写真=映画のチラシ
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