共同製作の休憩所とベンチ完成 舞鶴支援学校高等部木工班と宮津高建築科の生徒が力合わせ 両校交流のシンボル 雪解けを待ちビオトープに設置【舞鶴】
投稿日時:2012年02月03日(金)
舞鶴支援学校高等部の職業自立コース木工班の生徒7人と宮津高校建築科の3年生が、共同で製作に取り組んだ休憩所上屋やベンチが出来上がり、2月1日、堀の同支援学校で完成式があった。両校の交流のシンボルとして、雪解けを待って同支援学校のビオトープに設置される。 共同製作は、毎年課題研究として製作した木工品を幼稚園などに寄贈している宮津高から同支援学校に提案された。昨年6月に宮津高の生徒が同支援学校を訪れ、小、中学部の児童・生徒が自然観察するビオトープを見学、休憩所を作ることを決め、木工班の生徒と初顔合わせをして交流した。 その後、宮津高の生徒たちが、設計図を書いてミニチュアの試作品を作り、その組み立て方を説明したビデオを同支援学校に送った。それを参考に木工班の生徒たちが試作品を作り、その後、1月14、17、31日に、宮津高の生徒たちが加工した部材を持ち込み、木工班の生徒と共同で組み立て作業を行った。 完成した休憩所上屋は、藤棚風で幅長さ3メートル、高さ2.5メートルの2棟、ベンチは一辺90センチの三角形と四角形で、合わせて10脚。休憩所の屋根は太陽光が木漏れ日のように射し込むよう格子になっている。 完成式には、同支援学校高等部の職業自立コースの生徒や小、中学部の児童・生徒代表、宮津高建築科の3年生23人らが出席。休憩所上屋の最終仕上げを行ってお披露目され、完成を祝った。
写真=共同で休憩所上屋を組み立てる両校の生徒たち
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