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八島商店街 「行商人」はまっこ夜の市練り歩く ファッション・パフォーマンス「Gyo-Show」【舞鶴】

八島商店街 「行商人」はまっこ夜の市練り歩く ファッション・パフォーマンス「Gyo-Show」【舞鶴】

投稿日時:2015年07月11日(土)

行商パフォーマーたち。左上から、「小さいモノ」「米袋」「マルニ」「万願寺」「浮き輪」「駄菓子屋」「八島堂」

 浜の八島商店街の「はまっこ夜の市」で7月5日、「行商」をモチーフにした初のファッション・パフォーマンス「Gyo―Show」が披露され、舞鶴や商店街にちなんだものを身にまとったパフォーマー7組がアーケード内を練り歩き、ファッションと見立てられたその姿に多くの人が見入った。八島アートポートを拠点に様々なアートプロジェクトを企画運営するtorindo(トリンド、森真理子代表)と市が主催し、監修を現代美術家の西尾美也さん(31)=奈良市=が務めた。西尾さんがケニア・ナイロビ滞在中に、日用品をたくさん身に付け渋滞中の車の間を縫って売り歩く「行商人」の姿がショーのように見えたことから着想。商店街が舞台のファッションショーのテーマとして、原型の「行商」を提案した。5月末からアートポートで4回行われた事前ワークショップには約30人が参加。服の延長として身体を展示台に見立てた様々なアイデアを持ち寄り、西尾さんの指導のもと具体的なデザイン画を描き、当日まで作品制作を行った。この日披露されたのは、規格外の万願寺甘とうを紐で繋いでドレスに仕立て、生産者が身にまとった「万願寺」▽売り子が入れる移動式屋台の「駄菓子屋」▽商店街の人らが提供したエピソード付き小物が箱の324マスに並ぶ「小さいモノ」▽八島堂薬局の殺虫スプレーを移動展示した「八島堂」▽丸二金物店の商品を吊した大きな金網を背負って歩く「マルニ」▽米袋を回転式でぶら下げ纏(まとい)のようにした「米袋」▽海水浴にちなみ体中に身に付けた「浮き輪」の7体。マイクパフォーマーの先導で7組は行商人に成りきって商店街を歩いた。行商を体感してもらおうと商品引換券も販売され、一部は空き店舗前で販売パフォーマンスも行い、子供たちが売り子の「駄菓子屋」などには多くの人だかりができた。売上は東北被災地支援へ募金された。東高美術部1年の日向花愛さんは「服を考えるのが好きで参加して、見方を変えるといろんな工夫ができることが学べたので美術部で活かしたい。たくさんの人に見てもらえてうれしかった」と話していた。作品は7月12、19日午後1時から同9時、アートポートと周辺で展示される。

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