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全国小・中学生箏曲コンクールで最優秀賞 泉さん(白糸中)、8月25日のコンサートで受賞曲披露【舞鶴】

全国小・中学生箏曲コンクールで最優秀賞 泉さん(白糸中)、8月25日のコンサートで受賞曲披露【舞鶴】

投稿日時:2007年08月07日(火)

稽古に励む泉さん(左)と指導する立道さん

 先月(7月)26、27日に広島県福山市で開かれた「第25回全国小・中学生箏曲コンクール」の中学生個人の部で、白糸中学校2年の泉ひかりさん(14)=小倉=が最優秀賞を受賞した。小学生時代にこのコンクールで、3位の優良賞を2年連続で受け、早くから才能を発揮するも昨年は予選落ちを経験した。そこから日本一をつかんだ。8月25日の箏アンサンブル斗為巾のコンサートで、泉さんは受賞曲をソロで演奏する。  泉さんは三歳年上の姉、知里さんの後をついて、生田流の沢井箏曲院教師で同斗為巾を主宰する立道明美さん=矢之助町=の教室に小学2年生から通って指導を受ける。志楽小5年で同コンクールの小学生個人の部で優良賞、翌年には中学生個人の部に出場した姉とともに優良賞を受賞するなど、二人で競い合ってきた。  同コンクールは流派を越えて新しい才能を育てることを目的とし、将来プロをも目指す小・中学生が出場するレベルの高さでも知られる。立道さんはコンクールを通して成長することを願って生徒たちに挑戦を勧め、その中から2003年の宮下早知さん(当時城北中3年)と今回の泉さんが最優秀賞に輝いた。  今年は全国から24人の中学生が出場。この内、予選を突破した12人が本選に進んだ。泉さんは昨年の挑戦で予選落ちしたため、今回は予選通過を目標に臨んだ。軽やかに速く指を動かせる自分の特徴を活かすため、音の数が多く難易度の高い「鳥のように」を課題曲に選び、約10カ月かけて完成させ予選と本選で演奏した。  泉さんは「本選はあまりうまく弾けず、最優秀賞をとれるとは思ってもみなかったけれどうれしい。昨年の悔しさがバネになりました」と話し、来年は受賞者の中から最高の演奏者に贈られる牧本賞を目標に掲げる。立道さんは「一年間の稽古によく耐えてくれました。来年は注目される立場ですが、自分に勝って乗り越えてほしい」と受賞を讃えている。  8月25日午後7時半から北田辺の市民会館で開かれるコンサートに出演する。入場料1000円。

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