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全国大会に出場<br>志楽スポーツ少年団・府大会優勝で夢舞台へ<br>「悔いなき戦いで集大成を」<br>つなぐバレーで快挙達成

全国大会に出場
志楽スポーツ少年団・府大会優勝で夢舞台へ
「悔いなき戦いで集大成を」
つなぐバレーで快挙達成

投稿日時:2023年03月21日(火)

 女子バレーボールチームの志楽スポーツ少年団が、25日から静岡県で開催される「第20回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会」に出場する。6年生で構成するチームメンバーらは23日の卒業式後となる大会に向け、「悔いなき戦い」を目指して小学校生活最後の練習に汗を流している。

 当地の小学生バレーボールが、長らくたどり着くことのできなかった京都府の頂点。幾多の困難を乗り越えて快挙を成し遂げたのは、6年生7人を中心にした仲良しチーム。エースアタッカーで主将の藤本雅さんは、「お互いのことをよくわかっているのがチームの強み。プレー中でも、みんなの考えていることがわかります」とチームを評する。
 コロナ禍で練習のできない時期もあった中、地道に励み力をつけたチームだが、夏の大会ではあと一歩のところで府大会優勝を逃した。しかし、悔し涙を飲んだ大会を経てチームは大きく成長。全国大会を目指す最後の大会となった11月の府予選では、夏に敗北を喫した京都市内の強豪、「和(なぎ)」チームと準決勝で再戦することに。2セット先取で勝利の試合は、1セット目を取ったものの2セット目は大接戦となり、デュースを繰り返す激戦の末に31対29で勝利した。
 「2セット目を取られていたら、そのままズルズルと負ける可能性もあった」と振り返る木村幹也監督は、「つなぐバレーが実を結びました。あきらめず球際に食らいついた選手たちを誇りに思います」と笑顔を見せた。
 藤本主将をはじめ強力なアタッカーを擁する同チーム。そのため、強烈なアタックが決まればチームや応援の声は当然盛り上がるが、「チームの士気が一番上がるのはラリーが続いた時」だと木村監督は話し、「みんなで泥臭くつないだ1本が、チームの真骨頂。初めての全国大会でも、いつもと変わらず全員バレーで勝負します」と抱負を述べた。
 チームの保護者会会長の新谷知恵さん(49)は、「小学校生活最後の大会となるので、これまでの集大成として自分たちらしいバレーボールをしてほしい」と期待を寄せた。
 今回、快挙を果たしたチームだが、少子化の現在、チームスポーツを取り巻く現状は厳しい。木村監督は、「バレーボールに興味のある児童は、ぜひ積極的に参加してほしいです」と新規入団を呼びかけている。問い合わせ℡090・6731・0771(木村さん)。

全国大会に向け士気を高めるメンバーたち
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