全国に発信!「金曜はカレー」 東舞鶴高校放送メディア部 商工会議所や海自隊など徹底取材、ビデオ作品制 8月 全国総文に出品【舞鶴】
投稿日時:2013年01月18日(金)
泉源寺の東舞鶴高校放送メディア部が、市内の飲食店などが参加する「金曜日はカレーの日」プロジェクトを紹介したビデオ作品を制作した。海上自衛隊舞鶴地方総監部食堂の厨房で調理する様子も撮影、その美味しさの秘訣も取材している。第29回京都府高校総合文化祭で優秀賞を受賞し、今年8月の全国総文への出品も決まり、部員たちは全国に舞鶴のカレーをPRしたいと張り切っている。
同部は府総文祭のビデオメッセージ小部門に応募した。テーマの「故郷」にふさわしい題材を探していたところ、金曜日にカレーを提供する取り組みがあることを知って企画を立て、昨年夏休みに取材を開始した。プロジェクトを進める舞鶴商工会議所で事業の経過や参加店などを教わり概要を把握した。
次に舞鶴総監部を訪れ、海上に出た自衛艦での生活で曜日感覚を設けるため、金曜日にカレーを出すようにしたことを聞き、実際に厨房で調理を手伝い、400食分の仕込みの様子を撮影し、隊員たちにもインタビューをした。また、調理員から季節に応じてシーフードや野菜などのカレーを作ったり、船によっても缶詰のモモやチーズ、パイナップルなどを入れるなど隠し味も異なるレシピも聞き取った。
部長の2年生、植田真優さん(17)、1年生の倉橋咲子さん(15)と奥森彩加さん(同)が取材とナレーションを、2生の西ノ上光さん(17)と井本真優さん(16)が編集を担当した。
計12時間の映像から約5分の作品にまとめたが、伝えたいポイントの絞込みや追加撮影のため、土・日曜も学校に出て締め切り直前まで完成度を上げるためにこだわった。その甲斐あって、優秀賞の講評では「舞鶴とカレーのアイデアが新鮮で、構成がよく練られていた」と評価を受けた。
植田さんは「取材データが多く5分にまとめるのが心苦しかった。時間をかけた作品なので受賞はとてもうれしい」、井本さんは「肉じゃがだけではない、舞鶴の新しいイメージが伝われば」と話している。作品は8月に長崎県で開かれる全国総文で上映される。
写真=「カレーの日」の作品で府高校総文の優秀賞を受けた部員と顧問たち
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