信漁連が地域貢献
新1年生にランドセル寄贈
投稿日時:2022年01月21日(金)
府信用漁業協同組合連合会(西川順之輔会長)が17日、舞鶴市母子福祉会(常塚朋子会長)にランドセル2個を寄贈した。
小学校に入学するひとり親世帯の子どもへのプレゼントで、信漁連による地域貢献活動の一環。またこのほかにも同福祉会に対しては、クリスマス会といったレクリエーション費用を負担するなど、息の長い支援を続けている。
今回贈られた2個のランドセルはそれぞれ、同福祉会が事前に対象となる子どもに、好きな色などを聞き選ばれたもの。
信漁連本部(下安久)で同日あった贈呈式には、新1年生となる女児や家族らが参加。西川会長から「入学おめでとう」とピカピカのランドセルが手渡され、「ありがとうございます」と少し緊張した様子で受け取った柴田美玖さん(6)。目を輝かせながら大好きなピンク色の大きなランドセルを背負うと、にっこり笑顔を見せた。
ランドセルを背負い一旦その場を少し離れた柴田さん。その後、母の声掛けに背中を押されるように再び西川会長の近くへ歩み寄ると、「ありがとうございました」と準備してきた“お礼のおてがみ”を手渡した。思わぬアクションに「ありがとう」と両手で丁寧に受け取り目を細める西川会長。「コロナで暗い話題も多い時代だが、夢と希望をたくさん詰め込んで学校に通ってもらえれば嬉しい」と話した。
母によると、贈呈式で上手にお礼が言えるよう、自宅で何度も「ありがとうございます」の練習を重ねてきたという柴田さん。空っぽのランドセルには既に、素直な心とたくさんの希望が詰まっているかのようだった。
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