例年より2カ月早くツバキ開花 暖冬と寒波が同居する中、舞鶴自然文化園で 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2004年01月16日(金)
多祢寺の舞鶴自然文化園のツバキの一部が、昨年から暖かい天候が続いたため、例年より約2カ月早く開花し、3月20日から始まるツバキ展を前にして、花の世話をする職員らを驚かせている。1月13日夜から降り積もった雪の下、野外ではつぼみが色づいたツバキが見られたり、屋内施設で栽培されているツバキは見事な花を咲かせ、暖冬と寒波が同居する季節模様となっている。
同園には日本や洋種の1500品種、約3万本のツバキがある。ほとんどのものが例年なら3月に入ってから花を咲かせているが、昨年秋から続く暖かい天候の影響で、今年に入って一部の木に花が見られるようになった。
野外では「旭の光」などが、屋内施設では例年なら3月下旬に開花する「マジョリーマグニフィセント」などが大きな花を付けた。40年間ツバキの世話をしている花と緑の公社職員の足立尚義さん(70)は「こんなに早く開花したのはあまり記憶にない。室内の鉢には黒い覆いをかけて開花を抑えている」と話していた。
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