住民たちが憩いの場へ公園づくり 白浜台町内会、樹木植え直す作業に汗【舞鶴】
投稿日時:2007年02月27日(火)
中舞鶴地区の白浜台町内会(斉藤亮寿町内会長)の住民たちが、町内の空き地を活用しようと、公園づくりに取り組んでいる。下水道の工事で切られるはずだった樹木を住民らが贈り、新たに植え直すなどの作業に汗を流す。場所は和田中学校のテニスコートのすぐ上で、通学路沿いにあることから、子供たちの活動を見守り、春には和田中グラウンドの桜を楽しんだりと、住民たちの憩いの場になればと願う。 白浜台は35年前に宅地造成され住宅の建築が始まった。現在は子供たちが家を出て老夫婦だけの世帯も増えている。住宅地の一番下、和田中と境界を接する土地の地盤沈下が目立ち、5年前に市による土留めの工事が行われた。その工事で空き地(長さ約50メートル、幅約10メートル)ができたが、草が生えて荒れ地となっており、町内会で年2回ほど草刈りをしていた。 和田中のグラウンドやテニスコートが見渡せる空き地を、何か活用できないかと住民らが思っていたところ、下水道工事が始まった白浜台で、庭の敷地に下水管を埋設するため、庭木を切らなければならなくなった岡田修一さんと梅本正之さんからモミジやシダレザクラ、ハナミズキなど八本の樹木の提供の打診があった。 その申し出を受け町内会の賛同も得て、住民有志の6人が今月から公園づくりに着手。植木職を仕事とする住民らがもらい受けた樹木を植え替えたり、間伐した樹木をチェンソーで切っていすを作る作業に取り組んでいる。 作業に加わった塩谷民恵さん(68)は「空き地の上の道路からスポーツをする中学生を眺め、立ち話をしている人も多い。今度は木の下で座ることもでき、憩いの場になるとともに子供たちを見守る防犯にも役立つ公園になると思う」と話していた。 今後は町内会の住民で維持管理し、子供たちの安全にも配慮した公園にしていく。
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