今年は南相馬市を訪問 復興応援プロジェクト「縁」【舞鶴】
投稿日時:2014年04月30日(水)
東日本大震災の被災地にお祭りの出前をしようと、復興応援プロジェクト「縁(えん)」の一行が5月6日、南相馬市原町区の岩屋(がんおく)寺を訪れる。清水寺の森清範貫主の講演、手打ちそばの接待やマッサージ提供、お地蔵様の人形などを届ける。
桂林寺の能登春夫住職や市民たちがプロジェクトを結成し、一昨年に宮城県気仙沼市、昨年は岩手県宮古市に出向いた。今年は福島第1原発事故の影響でいまも苦しむ福島県南相馬市を選んだ。小さな子供を持つ親らは町を離れ、震災後からまだまだ人は戻って来ていない。
4日に23人でバスで出発する。6日は震災犠牲者の慰霊法要をし、森貫主が講演と一字揮毫する。舞鶴在住の増田典子さんや清水直樹さんらが整体や鍼灸を行い、綾部のそば打ち職人が接待をする。表千家流堀内長生庵の茶道家たちが茶会を催す。
また、桂林寺のご詠歌グループ「梅花講」の女性たちが手作りしたお地蔵様の人形300体、パッチワーク教室の女性が作ったバッグ、絵手紙などを贈る。
能登住職は「共生(ともいき)の縁でつながっている被災地を忘れてはいけないとの思いで取り組んでいます。協力してくださった皆さんの心を届けたい」と話している。
写真=市民が手作りした人形や絵手紙を届ける
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