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人形劇団公演「はこ」、ろう者と聴者で斬新な演技披露 12月20日、市民会館でデフ・パペットシアター・ひとみ【舞鶴】

人形劇団公演「はこ」、ろう者と聴者で斬新な演技披露 12月20日、市民会館でデフ・パペットシアター・ひとみ【舞鶴】

投稿日時:2009年12月08日(火)

「はこ/BOXES じいちゃんのオルゴール♪」の舞台(デフ・パペットシアター・ひとみ提供)

 ろう者と聴者でつくる人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(川崎市)の公演「はこ/BOXES じいちゃんのオルゴール♪」(市文化事業団主催)が、12月20日午後2時から北田辺の市民会館で開かれる。「文明と家族」をテーマに、大小100個以上の箱が車や建物になり、言葉に頼らず人形と役者の動きを組み合わせた斬新な表現で演じられる。両者が協力する活動を観てほしいと、舞鶴の聴覚障害者たちも呼びかけている。同劇団は、現代人形劇センターが1980年に結成し、耳の不自由なろう者と聴者が出演する。作品は台詞や手話、文字パネル、マイムなどを織りまぜ、誰にでも伝わるような斬新な手法で演じる。国内はじめヨーロッパなど公演の場を広げている。3年前には、京都府聴覚障害者協会舞鶴支部などが実行委員会をつくり、舞鶴市内で公演が行われた。新作の「はこ」は、少年が少女にオルゴールをプレゼントし、やがて2人は結婚し家族ができる。時代は急速に文明が発展し、様々な便利な機械が登場し、家族はそれぞれの部屋でバラバラに過ごすようになった。大小100個以上の箱が電化製品などになり、台詞を使わず人形と役者の躍動感ある動きで喜怒哀楽を表現し、観る人の想像力をかき立てる。同支部事務局長の内藤道子さんは「観ているだけでは誰がろう者か聴者か分かりません。言葉のない表現活動を楽しんで」と話している。チケットは高校生以上1500円、4歳~中学生800円。【問い合わせ】電話75・0513、同館

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