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人づくりに大きな足あと ~ボーイスカウト舞鶴第6団

人づくりに大きな足あと ~ボーイスカウト舞鶴第6団

投稿日時:2018年06月08日(金)

笑顔を見せる第6団と関係者ら

 東地区を中心に活動する「ボーイスカウト舞鶴第6団」(小島勲団長)が4月で発団50周年を迎えた。3日に倉梯第二小で記念式典が開かれた。府ボーイスカウト連盟や綾部、福地山、京丹後の各友好団、行政関係者など約170が出席し、半世紀の節目を祝った。

 ボーイスカウトは1907年(明治40年)に英国で始まった青少年教育活動で、野外などのグループ活動を通じて、子どもの自立心や協調性、リーダーシップなどを育てることを目的としている。現在世界169カ国、約4000万人が加盟し、日本では約2000の活動団体、約10万5000人が活動している。舞鶴では「第6団」のほか、西地区の「第4団」中地区の「第3団」が活動している。「第6団」は昭和43年に発団。小6~中3までの「ボーイ隊」から始まり、高校生の「ベンチャー隊」小3~5年までの「カブ隊」、昨年には小1~2年までの「ビーバー隊」と、順に発足。現在36人が在籍し女性団員も半数いる。各隊の隊長のもと、グリーンスポーツセンターでのキャンプや夜間ハイクなどを行うほか、募金活動や救急救命講習など、それぞれの年代に合わせた活動を展開している。式典では、山口寬士副市長が団員たちを前に「ここにいる皆さんはまさに舞鶴の宝。一時期、舞鶴を離れても、やっぱりふる里がいいなと帰ってくる、そんな舞鶴をつくっていきたい。また、舞鶴ならではの素晴らしい資源を活用し、世界に誇れる未来都市をつくっていきたいと考えている。その時に、皆さんもしっかり活躍してほしい」と激励した。続いて感謝状贈呈式では、永年にわたり団の発展に貢献したとして、高橋照さん(舞鶴教育文化財団)、杉山敏雄さん(指導者・維持会員)、中井敬二さん(同)に感謝状が送られた。その後、50年の歩みをスライドショーで振り返ったり、スカウトソング「永遠のスカウト」と「ピクニック」を合唱するなどして、50周年を祝った。式が終わると、とん汁が振る舞われ、隊員と出席者らが交流を深めていた。保護者の立場で団の運営を支える「育成会」の南会長は「ボーイスカウトでは、保護者も子どもたちへの関わりが深く、指導者たちと一緒に団員を育てています。親の時は親として、指導者であるときは指導者として、子への関わり方も大きく変わるなど、親たちもまたスカウトを通じて様々なことを学んでいます。自分の子どもがたくましく成長する姿や、年下の子どもたちに懐かれている姿をみるととても幸せを感じます。興味のある方はぜひ近くのスカウトに気軽に声をかけてほしい」と話す。小島団長は「盛大に50周年が祝えて本当によかった。保護者の方や役員、指導者、隊長など地域の皆様の協力があり今の団がある。今後、60年、70年と“6団ファミリー”一丸となって活動していきたい」と笑顔を見せた。
(井上 務)

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