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京都生協舞鶴行政区委員の金井さん(公文名) 国連NPT再検討会議に合わせ核兵器廃絶のメッセージ【舞鶴】

京都生協舞鶴行政区委員の金井さん(公文名) 国連NPT再検討会議に合わせ核兵器廃絶のメッセージ【舞鶴】

投稿日時:2010年04月30日(金)

平和への想いを寄せ書きしたよさこいの衣装でデモに参加する予定の金井さん

 5月3日~同28日に米国ニューヨークの国連本部で、核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれるのに合わせ、日本から広島と長崎の被爆者や市民らが現地に向かう。その中に、全国の生協106人の代表団の一員として、京都生活協同組合から舞鶴行政区委員の金井和枝さん(55)=公文名=が派遣される。署名や寄せ書きで託された核兵器廃絶を願う想いを携え、各国から集まる市民とともに、核なき世界に向けたメッセージを伝える。NPTは1970年に発効、95年に無期限延長された。現在約190カ国が加盟し、核軍縮など実効性ある方策を探るため五年に一度、再検討会議が開かれる。今回の会議は、核兵器廃絶の国際機運が高まる一方、核テロの脅威も増すなど、これまで以上に論議の行方に注目が集まる。会議の期間中、各国代表らに核兵器廃絶を直接訴えようと、各国のNGOがニューヨークに集まる。京都生協でも組合員から派遣する代表1人を募集。5年前に広島を訪れ原爆の悲惨さを知り、前回会議に出席した被爆者で京都生協役員の話に触発された金井さんは、仲間たちから背中を押されて応募し、昨年10月に決定を知らされた。出発準備を進める中、今年2月、広島平和文化センター理事長の講演で「廃絶を願うなら1歩踏み出す行動を」との話を機に、平和市長会議が呼びかけ国連に届ける核兵器廃絶の署名集めに取り組もうと、500筆を目標に活動を開始。その姿に次々と友人らが協力を申し出て、署名の輪が広がり1100筆が集まった。京都生協全体では3万筆を超えた。派遣は5月1日~6日。学校や教会などで体験を話す被爆者の活動をサポートしたり、2日には国連近くでデモ行進に参加する。よさこいグループで踊っていたこともあり、府北部の組合員たちが、平和への想いを寄せ書きしたよさこいの衣装を着て歩き、仲間たちと一緒に手作りした折り鶴を付けたしおりを、国連の原爆展などで配り平和をアピールする。金井さんは「行動を起こした短期間の署名活動の中で、想いがあれば人に伝わり多くの人と手をつないでいけるんだと自信になりました。現地ではオバマ米大統領の発言に注目し、米国市民と交流し原爆への関心のありようを知りたい」と平和への熱い想いを胸に現地入りする。帰国後は各地で報告会を開く。

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