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京都生協小野田さん 報告会 ラオス少数民族の子ら支援を ユニセフの教育援助 生協が募金で協力 就学前プロジェクトの重要性を実感【舞鶴】

京都生協小野田さん 報告会 ラオス少数民族の子ら支援を ユニセフの教育援助 生協が募金で協力 就学前プロジェクトの重要性を実感【舞鶴】

投稿日時:2013年08月06日(火)

ラオス少数民族の子ら支援

世界の子供たちの教育などを支援する国連機関のユニセフ(国際連合児童基金)の活動に、京都生協が継続的に協力している。支援先であるラオスを視察した同生協京都東ブロック会員の小野田恭子さんが、このほど余部下の中総合会館でその取り組みを報告。約60人の親子たちが、ラオスの少数民族の子供たちや暮らしなどの様子を聞いた。
 ユニセフは子供たちの命と健康を守るため、世界190以上の国と地域で活動している。その資金は団体や政府などの募金で賄われている。京都生協は1989年からユニセフに参加し、90年からラオスの支援を続けている。お年玉募金を生協会員に呼びかけ、2012年度は300万円を贈った。
 実際に募金がどのように使われているのかを視察する今年2月のスタディツアーに、小野田さんが派遣された。京都生協舞鶴エリア会(鎌部千津子リーダー)が、小野田さんを招き夏休み中の子供や親たちに聞いてもらった。
 ラオスは山岳地帯に囲まれ、多民族からなる国家。少数民族が暮らす最北端のナノイ村などを巡った。それぞれの民族は言葉が全く異なり理解できず、小学校に入ると共通語のラオ語のみで授業が行われるため、入学しても勉強についていけず辞めてしまう子も多いという。
 そのため小学校入学前にラオ語を教える就学前プロジェクトが、ユニセフの支援で始まった。教材や教師も不足しており、教員の研修なども協力する。
 小野田さんは「就学前プロジェクトが、子供たちにとって大切な教育の場になっており、継続した支援の重要性を実感しました」と伝え、民族衣装や食事なども紹介した。

写真=子供たちにラオスの様子を話す小野田さん(左)

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