京都の玄関港「舞鶴港」アピールへ 10月から通称名を「京都舞鶴港」に 【舞鶴】
投稿日時:2004年10月08日(金)
京都府は、京都の玄関港としての舞鶴港のアピールを強めようと、舞鶴港の通称名に「京都舞鶴港」を使用することを、10月から始めた。また、舞鶴21はロシアなどの対岸諸国との農産物輸入の実現に向け、舞鶴21の倉庫を改修し高速くん蒸施設などを整備した。PR媒体には順次この通称名を掲載し、観光キャンペーンやポートセールスに活用していく。府は、平成15年度の「京都産業活性化プラン」の中で、舞鶴港を広域的な物流・観光の拠点とするため、京都の玄関港として明示したPRが効果的とし、名称変更を検討。その後、舞鶴市や舞鶴商工会議所などからも、府に対して「京都舞鶴港」の名称使用の要望があった。港湾の通称名についてはなんの定めもなく、国土交通省はその使用について差し支えないという。また、舞鶴21には臭化メチルガスによるくん蒸施設があるが、消毒処理に48時間かかり、農産物の品質低下を招き、野菜の輸入が実現してこなかった。そのため3時間で処理をする施設を、第2倉庫2号庫(約300平方メートル)に備えた。10度まで冷却できる定温機能も備えた。青果や穀物全般に対応できる。総事業費は4800万円。うち、府と市がそれぞれ2000万円を補助した。10月1日には、ナホトカ港から積み出されたロシア産のカボチャ約200トンが、同施設利用の農産物1号として舞鶴西港に荷揚げされ、翌日にくん蒸処理された。
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