五老岳を紅葉の新名所へイロハモミジ植樹 西高11回卒業生の同窓会「たつみ会」【舞鶴】
投稿日時:2006年03月07日(火)
五老岳山頂に舞鶴の新名所をつくろうと、西舞鶴高校の11回の卒業生でつくる同窓会「たつみ会」(秋保洸二会長)が3月5日、同山頂第1駐車場西側の山に、イロハモミジの苗木200本を植樹した。市が景観を妨げていた雑木を伐採した跡地に、今後も数年植樹を続ける予定で、秋には美しい紅葉で観光客を迎え、同窓会を開く夢を語りながら作業に取り組んだ。西高11回生は昭和34年卒業の400人。辰年と巳年生まれにちなみ「たつみ会」と名付けた。04年に45周年記念式典を同山頂のかんぽの宿舞鶴で開き、宿そばの第1駐車場近くに桜の苗木一本を植えた。その際、同駐車場西側は樹木が伸びて、西湾の景色を眺めることができないのに気づき、近畿百景第1位の五老岳の眺望を取り戻そうと、市に伐採を陳情。昨年11月に伐採が行われ、同会メンバーも空き缶拾いなどに取り組んだ。その跡地に紅葉の新名所づくりを呼びかけ、メンバーから1本500円の募金を集め、京都嵐山と同じ種類のイロハモミジ200本を準備した。この日は地元の約20人のメンバーがプロの造園家のアドバイスで、高さ約1メートルの苗木を山の斜面に穴を掘って植え、支柱にひもで結んだ。空き地に今後も植えていき、手入れも取り組む。5、6年先には美しい紅葉を見ることができる。秋保会長(65)は「将来は若い西高OBにも植樹の和が広がり、数年後にはみんなで紅葉狩りを楽しみたい」と話していた。
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