五和会が市社協の歳末友愛運動へ 30年の節目で10万円贈る 今春からは交流サロンなど計画【舞鶴】
投稿日時:2011年01月07日(金)
給食ボランティアグループ「五和会」(滝口不三子会長、会員23人)が活動開始から30年になる節目に、市社会福祉協議会(小林舜治会長)の歳末友愛運動の募金として、このほど10万円を寄贈した。今春からは高齢者の交流の場となるサロンなど新しい活動を計画している。 同協議会のボランティアスクールを修了した5人で昭和55年に発足。当時は餓死する高齢者もいたことから手作りのお弁当の配食を目指した。新しい分野のボランティアだったため、保健所の指導や研修などを受け翌年から活動をスタートさせた。 明倫地区の一人暮らしのお年寄りを対象に月1回、材料の仕入れ、調理、箱詰め、配達をする。活動には同協議会や民生児童委員をはじめ、多くの市民の協力を得た。多いときには約130食を作った。また、春には花見弁当も作ってお年寄りたちと会食した。料理の好きな会員たちが集り、共同作業を通して絆も深めた。 長年続けてきた給食活動だが、食の多様化や手軽に弁当が買える時代になり、いまの地域の実情に合った取り組みをすることにし、給食活動を一区切りつけることを決めた。その30年の節目にこれまでの活動費の中から10万円を同協議会に贈った。 滝口会長は「待ってくださっている方がいるからこそ長く続けてこられました。30年間、食中毒もなく無事故でよかった」と話す。 今春からは西市民プラザを拠点にサロン活動、男性の料理教室、親子のお菓子づくり、プラザに集まる子供と高齢者との交流事業などを検討している。
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