丹精込めて育てた菊、見事な花を咲かす 浜町の主婦の今村さんが自宅ガレージで展示【舞鶴】
投稿日時:2009年11月04日(水)
菊づくりを始めて25年になる舞鶴市浜町の主婦、今村文子さん(60)が、自宅ガレージで小さな菊花展を開いている。古典的な江戸菊、手鞠菊、大菊などを3本仕立てや懸崖(けんがい)づくりにするなど手をかけて世話を続ける。丹精込めた多くの菊が白や黄色などの花を咲かせ、通りかかった人たちも見事な花に見入っている。人から苗をもらったののがきっかけ。一時止めていたが再開し、4年前まで活動していた菊花同好会で、愛好家から育て方を教わり試行錯誤も重ねて、毎年苗づくりから挑戦している。殺菌と殺虫の消毒、大きな鉢への植え替え、葉と花のバランスを考えての肥料やりなど気が抜けない世話が続く。いまでは嵯峨菊、管物菊など約80鉢を庭に置き、ぼん天や達磨作りなどの形に仕上げる。約20年前から一部の鉢を浜の総合文化会館前に、職員の依頼で置いている。自宅では2003年から花の時期にガレージに展示し、道行く人にも楽しんでもらっている。今年は例年より1週間早く咲きだした。今村さんは「重い鉢を動かすのは重労働ですし暑い夏の作業は大変。でも、咲いた時の達成感がその大変さを忘れさせてくれます。やっと2、3年前から見ていただける花ができるようになりました」と話している。11月10日ごろまで見頃が続く。
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