中筋の地元の人らが郷土誌づくり 明治から昭和30年代までの写真提供呼びかけ 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年04月02日(火)
舞鶴市・中筋地区の歴史をまとめようと、地元の人たちで組織する「中筋郷土誌編纂委員会」が郷土誌づくりに取り組んでいる。各資料などを収集して執筆を進めているが、明治から昭和30年代までの中筋の暮らしが分かる写真も掲載する。そうした写真があれば貸してほしいと呼びかけている。
中筋地区は真倉や京田、引土など18町内会で構成されている。地域での世代交代や景観の変ぼうが著しいことから、地元の歴史を伝える郷土誌を作成しようと、中筋文化協会が平成12年から準備を進めてきた。現在は産業や行事、祭り、民俗、教育などの項目で文章が仕上がってきた。完成は5月以降の予定。
各項目には写真も掲載する予定だが、多くは集まっていない。いまのところ、明治29年の大水害で伊佐津川の堤防が決壊した写真、大正13年に完成した中筋尋常高等小学校の真倉分教場の写真、昭和26年の農作業の様子を示す写真などが集まっている。
同委員会事務局の嵯峨根一正さんは「農作業や子供の遊び、中筋農協の建物、お飾り作りなど昔の中筋の暮らしや風景がわかる写真を貸してほしい」と話している。連絡は今月中旬までに嵯峨根さん(電話75・1200)へ。
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