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世界大会圧勝で4連覇 ターンテーブルの演奏、チーム部門で HI―Cさん(白糸中出身) 舞鶴を拠点に活動、独自の世界広がる【舞鶴】

世界大会圧勝で4連覇 ターンテーブルの演奏、チーム部門で HI―Cさん(白糸中出身) 舞鶴を拠点に活動、独自の世界広がる【舞鶴】

投稿日時:2011年01月25日(火)

YASAさんと演奏するHI-Cさん
写真=YASAさんと演奏するHI-Cさん(右)(HI-Cさん提供)

2枚のレコードを自在に操り音楽を生み出すターンテーブルの世界大会のユニットを組んだチーム部門で、白糸中学校出身の演奏家、HI―C(ハイシー)さん(28)=田中町=が、15カ国から出場したプレイヤーを破り優勝し、この大会の4連覇を達成した。今年もアジアなど海外での演奏のほか、作品の発表に力を入れたいと舞鶴を拠点に活動に取り組む。  回転台を2台備えたターンテーブルの装置を使い、2枚のレコードを手でこすって前後させたり、同じ部分を反復再生させるなど様々な奏法によって、元々レコードに収められている曲とは異なる新しい音楽を作り出す。  10代のころ、不良少年だったHI―Cさんは、ターンテーブルの日本チャンピンの演奏を見て衝撃を受け、演奏家を目指して猛練習を積み、2003年には日本チャンピオンに輝いた。大阪でDJの仕事をしながら独自の音楽づくりに熱中した。  DJ YASA(ヤサ)さんとユニット「Kireek(キリーク)」を組み、07年に最も権威のあるDMC主催の世界大会に挑み、チーム部門で初優勝。08年、09年と3連覇を成し遂げた。その実力が認められ欧州などのイベントにも招かれ演奏している。  4連覇のかかった世界大会は昨年10月、英国ロンドンで開かれた。これまでは日本の音楽を題材に曲を作って臨んだが、今回はオーストラリア先住民の世界最古の管楽器ディジュリドゥなどを取り入れた曲を完成させ、演奏した。前回はパソコンのトラブルもあって1ポイント差で勝ったが、今回は18ポイント差で圧勝した。  HI―Cさんは「だれよりも自分が音楽に乗ることを大切に演奏している。4連覇ができ安心した。次はどのチームも成し遂げていない5連覇を狙いたい」と話す。また、地元の舞鶴の盛り上げや子供たちに音楽に親しんでもらう活動もしたいとする。

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