与保呂 楽しい村づくり推進委・生産森林組合 クマのエサ場、11月30日の植樹会ボランティア募る【舞鶴】
投稿日時:2008年11月18日(火)
クマの人里への出没を防ぎ水源の森を守ろうと、与保呂楽しい村づくり推進委員会と与保呂生産森林組合が、同地区の養老山でのコナラなど広葉樹の苗木の植樹を2005年から取り組み、4年目の今年も11月30日に約200本を植える予定にしている。一緒に作業をしてくれるボランティアを募っている。与保呂地区では人里に出没するツキノワグマの目撃が続いていた。山でクマのエサとなるドングリの実をつけるナラなどが枯れたこともあり、人里に出てくるのを防ぐため、山にコナラやシバグリなどの木を植えエサ場を作ることにした。また、与保呂は市内に飲料水を供給する浄水場もあり、水源の森を守ることにもつながればとする。養老山の森林組合の所有地で人工林を伐採した跡地に、府と市の助成を受け地元住民やボランティアたちが3年間で約500本を植樹した。1年目の木は1メートルを超えたが、シカが若い芽を食べる被害で約4割が枯れた。これまでの活動は今年10月に愛媛県であった全国育樹祭で、国土緑化推進機構理事長を受けた。 今回は府の緑化センターから提供を受けたコナラなどの苗木200本を、その枯れた地に植えなおす作業をする。同推進委員会委員長の門河孝夫さん(64)は「長い目で見なければならない取り組みですが、植樹を通して子供たちに緑の大切さを伝えたい」と話している。作業は午前9時半~午後1時。与保呂の日尾池姫神社に集合。定員40人。申し込みは同23日までに門河さん(電話63・1115)。
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