最新の記事

  

不法投棄 重点パトロール

不法投棄 重点パトロール

投稿日時:2018年06月12日(火)

 廃棄物の不法投棄防止対策の一環として、中丹広域振興局や警察、海保、市など関係機関でつくる「中丹東地域機動班」がこのほど、市内で不法投棄の多いエリアを巡る重点パトロールを実施した。府は不法投棄等防止旬間(5月21日~30日)の取り組みとして、毎年各地で合同パトロールを行っている。中丹広域振興局の企画総務部長を班長に、中丹東土木事務所、港湾局など24人が参加。パトロールを前に、管内の不法投棄の状況について説明があり、情報交換した後、市内の主な不法投棄箇所である「菅坂峠」と「真倉駅裏側」の2カ所を見て回った。菅坂峠では、釣り具や自転車、生活ごみが道路下に不法投棄されていた。昨年5月の現地確認でも、家庭ゴミなどの増加傾向を確認しており、担当職員たちが、目視で確認したり、写真で記録していた。真倉駅裏側は、空き地で、以前あった企業が撤退した後から不法投棄が増えてきたという。空き地には古いタイヤやテレビ、冷蔵庫、タンスなど様々なゴミが投棄されていた。(=写真)現地では、侵入を防ぐため入口にロープを張ったり、看板を立てるなど対策をしているが、今年の4月に確認した所、タイヤが増えていたという。パトロールに立ち会った真倉地区の貫井肇自治会長は「企業が撤退した5年くらい前から増えてきた。こういったゴミが目につくと、地域そのものが汚された気分になる。なんとかしてほしい」と訴えた。担当職員は「現状の改善には関係機関との強い連携が必要だ。不法投棄を目撃した場合はすぐに警察や保健所に連絡してほしい」と話した。市が把握する不法投棄の発見数(平成28年)は127件。また、舞鶴警察署は昨年不法投棄を2件検挙している。不法投棄は廃棄物処理法で規定された罰則(5年以下の懲役もしくは1000万円の罰金またはこの両方※法人については3億円以下の罰金)が科せられる。

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ