ボランティアグループ「田辺城ガイドの会」 築城エピソードを紙芝居にして小学校で紹介【舞鶴】
投稿日時:2007年11月16日(金)
ボランティアグループ「田辺城ガイドの会」(野々尾理一会長)が、田辺城(舞鶴城)できるまでのエピソードをわかりやく紹介しようと、紙芝居「田辺城築城物語」をこのほど製作し、小学校に出掛けて演じる取り組みをしている。防犯啓発の看板などを手掛けた舞鶴防犯推進委員協議会幹事の田中實さん(64)=高野由里=が、絵と文を担当した。 田辺城ガイドの会は、田辺城城門や舞鶴公園での案内のほか、小学校で田辺藩の歴史などを紹介している。田辺城の成立の由来を子供たちに絵で伝えようと、田中さんに製作を依頼した。 戦国時代、織田信長の命令で細川藤孝・忠興親子は明智光秀とともに、丹後の国を治める一色氏を攻め滅ぼし、代わって丹後を統治した細川氏が、田辺に城を造ることにした。その時のエピソードが古文書に残っている。清道峠の山から周囲を見渡していると、森村の田から飛び立った2羽の鶴が、円満寺の田に下り立った。忠興らが追いかけると、鶴の姿を見つけることができ、ここに城を作ることに決めたとされる。 田中さんはこの話を元に、光秀の家臣に加えられた少年の目を通して城ができるまでの様子をB3サイズの紙に描いた。ガイドの会は絵を入れる外枠も作り、19場面の絵を使ってすでに数校で上演した。野々尾会長は「上手な絵に仕上げていただきました。これからも子供たちにわかりやく伝えていきたい」と話している。
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