プレッシャーに勝ち二連覇 大滝さん(舞鶴グリーン) テニス大会男子ダブルスで 全日本の40歳以上 決勝で逆転勝利!【舞鶴】
投稿日時:2015年11月13日(金)
倉谷の舞鶴グリーンテニスクラブ(寺内寿明代表)でコーチをする大滝直義さん(40)が、このほど名古屋市で開かれた第77回全日本ベテランテニス選手権大会の40歳以上男子ダブルスで優勝し、ニ連覇を果たした。ランキング1位というプレッシャーをはねのけ、トレーニングの成果を発揮した。(青木信明)小学4年生から同クラブで硬式テニスを始め、西舞鶴高でインターハイ出場、大学では全日本学生選手権シングルスでベスト16に入った。帰郷後に同クラブで指導しながら大会に出ている。10年前に右膝半月板のけがで手術をし、それ以降はダブルスに転向した。全日本ベテランテニス選手権はプロ、アマを問わずに出場できる。その年の各大会の結果を元に、ランキング上位16組に出場資格が与えられる。大滝さんは昨年、京都市の柳澤浩一選手と組み、35歳以上の部で初優勝した。
地方クラブでは練習相手がいないハンディキャップがある。そんな中、昨年と同様に走り込みとボールの打ち込み、ウエイトトレーニングで筋力と体力のアップを図り、今シーズンを迎えた。しかし、3月の奈良オープンでは勝ってあたり前と注目されるプレッシャーがあり、ベスト8に終わった。思わぬ結果の後、トッププレイヤーのジョコビッチ選手の勝つための体づくりをする本を読み、強豪選手でも勝つために惜しみなく努力をしていることを知り、気持ちを引きずらず一から出直すことにした。食事の節制で4キロの減量と、さらに練習を積み、8月の関西オープンで優勝した。そしてランキング1位、第1シードで臨んだ全日本。プレッシャーを感じながらもふっきってコートに立った。関西オープンでもペアだった茨城県の道田光選手と組んだ。道田さんはディフェンスが強く、大滝さんは前に出て攻めるテニスを得意としている。1回戦から決勝まで1セットも落さなかったが、決勝では一時1―4とリードされたが、相手ペアの強い選手を狙った攻撃で逆をつき、逆転勝ちをした。指導する子供たちの励みになりたいと、試合に挑戦しつづける大滝さん。「初戦から接戦でしたが、大事なところでポイントがとれ試合の流れをつかめた。集中力が途切れなかったのが大きい。連覇できほっとした。子供たちからのお祝いの言葉が一番うれしい」と話していた。
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