パシフィックウエーブ 寝たきりの人ら支えたい 床ずれ防止用クッション材 気仙沼市の被災者へ無償提供【舞鶴】
投稿日時:2011年05月31日(火)
新素材のクッション材「ジェルトロン」の製造販売をする舞鶴市京田の「パシフィックウエーブ」(田中啓介代表)が、東日本大震災の被災地の宮城県気仙沼市で寝たきりの人たちを支援する医師たちに向け、床ずれ防止用のマットレスなどを無償で提供するため、5月27日に発送した。在宅で療養する人たちの元に届けられる。 宇宙船内用の衝撃緩衝材の研究からできた立体構造ジェルを独自に改良して開発したジェルトロンは、耐圧分散性などに優れ、介護用ベッドのマットレスなどが床ずれ防止に効果を発揮し、10万人以上の利用実績を上げている。 介護を受ける被災者の支援にと、田中さんが大阪市内の福祉機器展示会で無償提供を呼びかけたところ、知人を通して紹介を受けた愛媛県の永田康徳医師が田中さんに依頼。永田さんは気仙沼市で在宅患者の巡回療養支援の活動に参加している。 用意したジェルトロン商品(1,350万円相当)の内、第一陣として7分の1のマットレス10台、車椅子用クッション10枚、パッド10枚を発送。床ずれの心配がある在宅療養者44人に届けられる。田中さんは「療養者だけでなく、介護する家族の負担の軽減にも役立てば。他の被災地で床ずれで困っている人がいれば提供したい。情報があれば寄せてほしい」と話す。
【問い合わせ】電話75・0654、同社
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