スマート(smART)スクール 2月開講 文化の仕掛人 下野さん企画 現代美術家の椿教授(京都造形芸大)ら講師に 中高生対象のワークショップ トークや交流会で表現楽しむ【舞鶴】
投稿日時:2016年01月12日(火)
舞鶴市文化の仕掛人事業「まいづるスマート(smART)スクール」(市、市文化事業団主催)が、浜の総合文化会館で2月7、14、21日に開催される。舞鶴市の「文化の仕掛人」を務める下野文歌さん(22)が、母校の京都造形芸術大学の教授らを講師に招き、市内の中学・高校生を対象にした造形ワークショップや、誰でも参加できるトークイベントで講師と参加者の文化交流の場を設ける。完成した作品とスクールの記録は3月12、13日に展覧会で披露し、本の刊行も4月上旬に予定している。(渡辺由徳)下野さんは、身近にあるものを意識して見直すことで新たな問いを発見し、人との考え方の違いを楽しみながら、感じたまま作品や言葉で表現してもらおうと、アートスクールを企画。中・高と美術部だった自身の体験を基に、社会と共通し多様性を生む美術は「かっこいい」=「smart」であるとメッセージを込め、「スマートスクール」と名付けた。同芸大で学ぶきっかけを与えてくれた、現代美術家の椿昇教授に講師を依頼。椿教授の紹介で、専任講師でデザイナーのCHIMASKI(ちますきー)さん、宗教人類学者の植島啓司教授の3人が講師を務める。ワークショップは2月7日が椿教授の、身近な素材で街を創造する「ジオラマをつくろう」。14日はCHIMASKIさんの、プラスチックの板を使って自由な造形をする「アクセサリーをつくろう」。21日は2人による、グスタフ・クリムトの油絵『The Kiss』をモチーフにした立体作品を創作する「キスをつくろう」。トークは、7日に椿教授がアートを語る「ちょっと未来の話」。21日が3人の座談会「ひょうたんじまはどこへゆく」で、終了後に交流会も行われる。下野さんは「固定概念に捕らわれない視野が広がったり、美術がいかに社会と関わっているのかを考えてもらえたらうれしい。知ること、表現することが楽しみにつながっていくスクールにしたい」と話している。ワークショップ(午後1時~同4時半)は多数の応募があり、募集は14日のみ。トーク(午後5時半~同7時)は定員なし。無料。1回だけの参加も可。交流会のみ1,500円。1月23日まで参加者を募っている。申し込み、問い合わせは電話64・0880、総合文化会館の下野さんまで。
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