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ギャラリー・サンムーン 市民に支えられ500回 思い出の作品で歩みたどる 3月2日まで展覧会【舞鶴】

ギャラリー・サンムーン 市民に支えられ500回 思い出の作品で歩みたどる 3月2日まで展覧会【舞鶴】

投稿日時:2014年02月25日(火)

ギャラリー・サンムーン

浜のギャラリー・サンムーンが500回目の展覧会を迎えた。佐藤保明さん(65)が地方にあってアートに出合える場をつくろうと開き、文化活動に携わったり佐藤さんの人柄に引かれる市民に欠かせない画廊になっている。思い出の作品や作家などを紹介し、これまでの歩みをたどっている。3月2日まで。
 ギャラリーの夢を温めていた佐藤さんが、1997年に開設した。月2、3回の展覧会を重ねた。有名な国内外のアーティストのほか、地元や近辺で活動する作家らの作品を展示するだけでなく、アマチュアや若手の美術家らに発表の場を提供した。また、ワークショップやコンサート、朗読会などを開き、東日本大震災の支援のチャリティーにも協力している。
 500回の節目の展覧会では、思い出に残る作品を展示している。舞鶴にゆかりのある現代美術の上前智祐さん、骨髄バンク設立に尽力した陶芸家の神山清子さん、舞鶴と中国内モンゴル自治区に鯉のぼりを寄贈した京丹後市の鯉のぼり職人の奥田稔さんなどを紹介した。
 また、亡くなった切り絵作家で府立海洋センター元所長の篠田正俊さん、木や金属などで半立体作品を制作し、穏やかな表情が印象に残った岐阜の彫刻家の若森良夫さんらを偲んでいる。これまでのDMはがきも並べた。
 佐藤さんは「たくさんの人たちに支えられてきました。感慨もひとしおです。これからも続けていきたい」と話している。午前11時~午後6時(最終日は午後5時)。入場無料。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン

写真=思い出の作品と佐藤さん

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