みずなぎ学園ふれあい展 手仕事の魅力ぎっしり 3月1日~4日 鹿原学園で 手織りの製品、ワークショップも【舞鶴】
投稿日時:2012年02月28日(火)
舞鶴市内のみずなぎ学園を利用する障害者たちが、幅広いアート活動や自主製品づくりに取り組んでいる。昨年九月からは新たに手織りの仕事に挑み、マフラーなどの販売も始めた。職員も企画・開発力を高め、障害者たちの能力を引き出している。3月1日~4日、鹿原のみずなぎ鹿原学園を会場に開く第18回ふれあい展で、多彩な手仕事の魅力を紹介する。 鹿原学園、高野学園、丸田学園、障害者支援施設みずなぎ学園を利用する約230人が各施設で自主製品づくりをし、販売の収益を賃金にあてている。鹿原と丸田では喫茶室とパン工房も併設する。 各施設で陶芸や刺繍、園芸、絵画などを製作するが、昨年から鹿原で5台の織り機を使った手織りを始めた。小倉でさをり織りをする市民から指導を受け、5、6人が独創的な色合わせの布を織り、マフラーやコースターなどに仕上げ、今年から洋服づくりにもチャレンジする。 ふれあい展ではアクセサリー、帽子、プリントTシャツ、手工芸品などが並び、子供たちが喜びそうなかわいらしい製品が多数揃う。展示の見せ方や商品紹介のポップカードも、印象的なものにするなど福祉施設のイメージを超えた工夫をこらす。 手織りを担当する木村恵さん(35)は「慣れるとこんなに早く織れるのかと自分でも驚きました。マフラーができたときはうれしかったです」と話している。 市民との交流の機会をつくろうと、手織りとちぎり絵のワークショップ(無料)を開催する。手織りコーナーでは参加者と障害者で1本の布づくりをし、会場に飾る。また、利用者たちの日常を知ってもらうため作業の見学や、自閉症の人たちが落ち着ける環境を再現した部屋も設ける。 4日間とも午前10時~午後4時。入場無料。
【問い合わせ】電話63・5030、鹿原学園
写真=手織りの仕事をする利用者たち
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