まいづる福祉会・精神障害者社会復帰施設 建設募金が2100万円突破、3月30日にしゅん工式 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年03月22日(金)
社会福祉法人・まいづる福祉会(黒田隆男理事長)が開設する精神障害者社会復帰施設の建設募金に、目標額を超える2100万円が寄せられている。募金活動は3月末までだが、さらに市民の善意は増える見込み。大波下に建設中の施設もほぼ完成し=写真、3月30日にしゅん工式が催される。施設事業のレストランのシェフには、一流ホテルの元料理長を迎えることも決まった。すでに施設の利用の問い合わせも受けており、施設が果たす役割へ期待が膨らんでいる。
通所授産施設と地域生活支援センターを開設する。授産施設ではレストランや福祉機器のリサイクル事業も行う。建設には自己資金が不足したため、「まいづる共同作業所・まいづる作業所『友の会』」(小林義和会長)が、昨年9月から1800万円を目標に募金を始めた。
募金には多くの市民が協力を申し出ている。3月13日の友の会会議では、「地球交響曲第四番」を上映したコズミックネットワーク「えんや」(西村佳子代表)が、上映の収益金100万円を寄付。同団体の7人が施設建設に役立ててほしいと、6年前と昨年の上映会の収益金を合わせて贈った。この日で募金額は2148万385円となった。
会議ではすでに施設利用の相談を受けていることや、舞鶴市から施設運営の補助として年間380万円の補助金が、新年度予算に盛り込まれていることも報告された。小林会長は「多くの方のご協力で目標額を超えることができ感謝しています。こうした活動が拡大し、社会的弱者の支援のきっかけになればうれしい」と話していた。
しゅん工式は午前11時から。施設は4月から開設するがレストランだけは4月下旬か5月初めの予定。シェフには、大阪ヒルトンホテルの料理長や京都ロイヤルホテルの総料理長を務めた塩原勝さん(53)を迎えることが決まった。施設利用の問い合わせは第2まいづる共同作業所(電話62・1010)へ。
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