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まいづる建築大賞に梅原さん(福来問屋・梅原工務店 ) 寺社や古民家などの伝統的建築の再生に尽力 【舞鶴】

まいづる建築大賞に梅原さん(福来問屋・梅原工務店 ) 寺社や古民家などの伝統的建築の再生に尽力 【舞鶴】

投稿日時:2010年05月07日(金)

古民家の良さを語る梅原さん

 社団法人京都府建築士会舞鶴支部(上野明支部長)は、まいづる建築大賞の第2回受賞者に、福来問屋の梅原工務店代表で1級建築士の梅原孝雄さん(63)を決めた。NPO法人日本民家再生協会(東京都千代田区)の会員でもある梅原さんは、寺社や古民家などの伝統的な建築の再生に取り組んでいるほか、伝統的工法の継承や待遇面での改善などで若手技術者の育成にも力を入れている。建築大賞は歴史や景観に調和した建築、すぐれたデザインによる建築、地域や環境保全に寄与した活動をした建築士を対象に、専門家や市民らによる選考委員会が審査する。受賞した同工務店は、1807(文化4)年の創業で梅原さんで10代目になる。2006年、松尾寺の江戸期ごろの御堂を解体し、一時工場で仮組保管を経て、2年後に布敷に中島地蔵堂として移築した。御堂の中心の1本の柱に6本のはね木が組んであるなどの工法を写真と図面で記録し、再現しやすいようにした。また、腐っていた柱の一部の部材は取り替え、木を継ぐ金輪継(かなわつぎ)を採用した。手間をかけて作られた丈夫な昔の民家の再生もテーマにする。伝統的な工法で建てられた古民家の現場で仕事をすることが、若手技術者にとって腕を磨く一番の機会になると積極的に引き受けている。同再生協会からの紹介で、伊佐津にあった土蔵を解体、九州小倉へ送る仕事もした。建築業界は日給制をとる事業所が多いが、若手の定着を図るため月給制を導入し待遇面の改善にも気を配る。また、日本建築のよさを知ってもらおうと工場横に本格的な茶室を作り、希望者に利用してもらうこともしている。舞鶴建築組合の組合長も務める。昨年は市からの依頼を受け、組合で堀上地区の芸屋台を57年ぶりに復元させた。梅原さんは「受賞にはびっくりした。古いものを昔のやり方で直し住みやすくする仕事が認められうれしい。今後も古民家を大切にしてもらうお手伝いや、地震にも強い伝統的木造構法のよさを伝えていきたい」と話す。茶室の利用は1回500円。
【問い合わせ】電話76・2224、同工務店

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