まいづる協立診療所
開設30周年記念で
「憲法九条の石碑」建立
投稿日時:2022年12月06日(火)
上安のまいづる協立診療所が11月29日、開設30周年を記念して診療所前に建立した「憲法九条の石碑」の除幕式を行った。
石碑は御影石で出来ており、幅87㎝高さ85㎝に条文が彫られている。同診療所の稲次豊事務局長によると、この石碑は「憲法九条の石碑」としては全国で25番目に建立されたものになるという。式では、施工業者である辻石材店(辻俊宏社長)への感謝状贈呈も行われた。
この日は診療所関係者ら約20人が集まり、石碑の序幕を見守った。また、革新新興吟詠会舞鶴支部の仲西利光さんらによる憲法九条詩吟が披露されるなど、参加者らは平和への思いを新たにしていた。
式への参加者を前にあいさつした高塚光二郎所長(66)は、「有志の方々から協力金を得て、石碑を建立することが出来た。2月に始まったウクライナの戦渦がいまだに続いており、いろんなところに飛び火をしている。政府与党は軍事費を2倍にしようということを言い出しているが、戦後77年日本は一度も戦争をしていない。日本国憲法が戦争を禁じてきたから、この平和がある。武力ではなく平和憲法、外交によって、平和を守っていこうというのが本来の姿。そうした思いでこの石碑を建てさせていただいた」と建立への思いを語り、「石碑を見ることが、平和についてもう一度考える機会になればと思う」と期待を寄せていた。(2022.12.2発行)
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