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まいづる共同作業所・まいづる作業所友の会 障害者福祉の充実、支援の輪広げたい【舞鶴】

まいづる共同作業所・まいづる作業所友の会 障害者福祉の充実、支援の輪広げたい【舞鶴】

投稿日時:2005年07月05日(火)

総会であいさつする蒲田会長

 まいづる共同作業所・まいづる作業所友の会の2005年度総会が7月1日、余部下の中総合会館で開かれた。まいづる福祉会から無認可のまいづる共同作業所の法人化に取り組むことや、国会で審議されている障害者自立支援法案の問題点などの報告を受け、今後とも作業所を支援する輪を広げるための活動を決めた。同友の会は、社会福祉法人・まいづる福祉会が運営する障害者授産施設「まいづる作業所」「ワークショップほのぼの屋」などの4施設、無認可のまいづる共同作業所を支援する市民団体。これらの施設の運営を支援するため、市民から会員を募ったり毎年バザーなどを開き、収益金を寄付している。総会では同友の会会長の蒲田忠夫さんが「今後もますます障害者福祉の充実のため、私たちの取り組みが大切となってきます」とあいさつした。続いて、同福祉会理事でワークショップ施設長の西澤心さんが、作業所に通うメンバーたちが、仕事を通して成長している姿を映像を使って報告、今後は障害者が地域で生活していくために経済的基盤の確立が必要と話した。また、今国会で審議中の障害者自立支援法案の課題を紹介。福祉サービスの利用量に応じて障害者が自己負担する「応益負担」とする内容で、日本の障害者施策を大転換する法案だが、郵政民営化法案に隠れてあまり関心が向けられていない現状にある。作業所に通うだけで障害者は利用料がかかるといったケースもでき、西澤さんは「重い障害の人ほど負担が増えることになり、施設利用や通院を控える人もできると考えられ、とても自立を支援する内容ではない」と語った。友の会では来年度もバザーや会員拡大などに務める活動方針を決めた。入会は年会費で一口1000円。

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