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ふるさと満喫<br>岡田小・児童たち<br>久田美川で生き物調査<br>児童ら豊かな自然を体感

ふるさと満喫
岡田小・児童たち
久田美川で生き物調査
児童ら豊かな自然を体感

投稿日時:2021年10月08日(金)

 久田美の久田美川で10月4日、岡田小の3年生児童10人が参加して生き物調査が行われた。
 同調査は久田美・真壁地区活動組織(眞下勝視代表)が、10数年来続けている恒例行事。この日は、市職員も参加し水質検査を実施。児童らがふるさとの豊かな自然を体感するひと時になった。
 児童らは久田美橋付近の川に入り生き物を探した。秋晴れの日差しは強いものの、冷たくなってきた水しぶきをあげながら元気に川を探索。用意された網で、メダカやハゼなどを次々と捕まえた。
 山脇綾乃さんは「見たことない魚がとれて面白かった」と笑顔を見せた。
 髙田昌隆くんは「魚が浮いた瞬間を狙って網ですくった。普段あまり魚捕りはしていない。とても楽しかった」と満足気に話した。
 その後、川から上がった児童らは、捕まえた魚を水槽に放ち、それぞれについての説明を受けた。
 講師を務めたのは、2014年に「自然公園関係功労者環境大臣表彰」を受けた理学博士の荒木邦雄さんと、青葉山レインジャー隊の隊長も務めた瓜生勝朗さん。
 荒木さんは、魚種一つずつを丁寧に説明。シマハゼやヌマチチブ、カワヨシノボリ、サワガニ、モクズガニなどをその都度小さな水槽に移して児童らに見せた。「サワガニは、油で揚げて塩を振ると美味いよ」などという楽しげな説明が繰り広げられた。
 荒木さんは「子どもたちは、水を見ると目の色が変わる。楽しんで生き物のことを学ぶ良い機会だ」と話し、続いて行われた水質調査については「下水道の整備により、生活排水が流れ出すことがなくなって、川の水は飛躍的にきれいになった。環境が良ければ生き物がたくさんいることを体感してもらうことができた」と環境美化への実感も口にした。
 ふるさとの自然を満喫した秋の日に、児童らの郷土愛は深まったに違いない。屈託のない笑顔や楽しげな嬌声に触れ、そんな思いは確信に変わった。

捕まえた生き物を見せる児童たち
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