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ひらり舞う 希望の羽<br>城北中美術部・青井校区バスをデザイン<br>「フジバカマの里」をPR<br>関心高めて利用を促進

ひらり舞う 希望の羽
城北中美術部・青井校区バスをデザイン
「フジバカマの里」をPR
関心高めて利用を促進

投稿日時:2023年01月24日(火)

 市内でも過疎化が進む多くの地区で、住民の交通手段をいかにして守るかが大きな地域課題となっている。そんな中、平成16年から自主運行バス事業を実施している青井校区で、中学生の感性が輝くラッピングバスがデビューした。

 市街地から遠く離れた青井校区では通勤や通学などの足として長く汽船が活躍してきたが、平成16年に廃止。それに伴って移動が困難になる住民たちの利便性を考え、自主運行バスの導入を決定した。
 以来長年に渡ってバスを維持してきたが、利用客は年々減少。とりわけコロナ禍の影響は大きく、運行当初に年間で約1万5000人あった乗客も今では半減以下の約6000人に。白杉を出発し西舞鶴駅までを概ね6往復するバスは、平均して一日に5、6人だけが利用しているという。客のいない空のバスを運転することもしばしばあるという運転手の谷口辰巳さん(70)は、「利用客がいないと運転していても張り合いがない」とし、「可愛らしい絵が描かれたバスに生まれ変わって、住民たちの愛着が強まれば利用増につながるのでは」と期待を寄せている。

「旅するチョウ」が描かれた側面

【若い感性 地域と連携】
 バスに描かれたデザインは「旅するチョウ」として有名なアサギマダラとフジバカマ。同校では平成23年から、アサギマダラが好んで集まるフジバカマを校内に植え、アサギマダラを飛来させようという「夢プロジェクト」を開始。旧青井小学校の運動場でも同校区地域支援員らがフジバカマの苗を植え栽培してきた。
 そうした交流が続いてきたことを受け青井校区協議会では、ラッピングバスのデザインを同校美術部に依頼。昨年10月中旬から制作に取りかかり、今回お披露目の日を迎えることになった。
 26人の美術部員を束ねる部長の戸川京奏(あすか)さん(2年)は、「通常ではできない貴重な経験をさせていただきました」と謝意を述べ、「今回の経験を今後の活動に生かしていきたいです。みんなで描いたバスが舞鶴市内を走ることを、美術部一同楽しみにしています」と笑顔を見せた。
 青井校区協議会の安原八紘会長(80)は、「素晴らしい絵を描いていただいた」と感謝を述べ、「バスをきっかけに興味を持った市民の方が、フジバカマまつりに来てくれたらうれしい。バスの絵のように、多くのアサギマダラが飛来することを期待したい」と話していた。

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