かまぼこのまちづくりへスクラム 「舞鶴かまぼこ知ろう館」活用協議会設立【舞鶴】
投稿日時:2009年08月18日(火)
舞鶴蒲鉾協同組合(高野真一代表理事)が、市民グループや商店街、行政に協力を呼びかけ、このほど「舞鶴かまぼこ知ろう館」活用協議会を設立した。まいづる市民自治研究所が舞鶴かまぼこの魅力を探る調査をし、同組合がかまぼこ資料館を開設するなど関心が高まっていることから、一層特産品を活かしたまちづくりにつなげたいとする。かまぼこ板絵コンクールや料理メニューの提案などを検討している。地域社会づくりを考える市民グループのまい研が調査隊を結成し、市内のかまぼこ業者に製造の特徴や課題などを聞き取り、購入動向などを調べる市民アンケートをし、その結果と消費増への提言を昨年フォーラムで報告。提言をきっかけに同組合が舞鶴観光協会などの協力で、JR西舞鶴駅前のバス案内所の一角に舞鶴かまぼこ資料館を今年4月に作り、独自の製法などを紹介している。資料館の設置を足がかりに市民や行政と協働して、さらに舞鶴かまぼこをPRし観光などに役立てたいと、同協議会の設立を呼びかけた。委員には観光ボランティアけやきの会会長の伊庭節子さん、まい研の長谷博司さん、資料館の地元の新世界商店街理事長の吉田修さん、市経済部商工観光課長の砂原由明さんら七人が依頼を受け、同組合の高野代表理事が会長を務める。これまでの会合では、11月15日の「かまぼこの日」に合わせたイベントの企画▽かまぼこの板を使って舞鶴らしいテーマで絵や言葉を描いてもらう板絵コンクールの開催と作品展示▽料理メニューを開発し専用パンフレットで紹介▽資料館独自にクイズを盛り込むなどのホームページで全国への情報発信などを話し合い、いずれも今年度中に実施する予定。また、委員らは「資料館周辺に常設の販売と食べることができる施設を」「意見箱の設置を」などの意見を交わした。同組合は「皆さんの協力をいただきながら、市民や観光客に地域の特産品に愛着を持ってもらえるよう、継続して取り組んでいきたい」としている。
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