いにしえの道ふたたび
有志らの手でハイキングコース再生
27日・与保呂~多門院で「晩秋の古道を歩く」を開催
投稿日時:2022年11月08日(火)
今ほどインフラ整備が進んでいなかった時代、山中を這う細い道こそが里と里を結び、人々の生活を支えていた。だが、暮らしを取り巻く環境の変化とともに使われなくなり、かつて人々の往来を助けた山道は、荒廃し忘れ去られようとしている。そんな古道が有志の手によって再生を果たし、この秋「ハイキングコース」になって日の目を見る。参加申込の〆切は12日。
「晩秋の古道を歩く」と題したハイキングは27日、与保呂~多門院一周11キロコースで実施される。
今回の開催にあたり、古道の整備作業に取り組んだのは、地域住民や有志ら約15人からなる「舞鶴道遊くらぶ」のメンバーら。「この魅力的なふる里の古道を一日ゆっくりと歩くハイキングコースに」と気持ちを一つに力を合わせ、作業に励んだ。道具を詰めたリュックを背負い、道なき道を進みながら、およそ半年の時をかけて倒木撤去や雑木伐採に汗を流した。
古き良き道を歩くことで自然と歴史を知り、文化を楽しみながら健康増進を図ろうと企画されたハイキングイベントは、舞鶴東ロータリークラブと「舞鶴道遊くらぶ」の共催で実現。当日は与保呂の芦の町池から山越えで多門院に下り、多門院で昼食後、午後からは金剛院に抜ける旧参詣道から小倉山城址を経て、再び多門院に下り与保呂に山越えをする。途中、「蛇切り岩伝説」「出合」「胡麻寺跡」「多門院集落」「興禅寺」「金剛院への旧峠」「小倉山城址」「若宮八幡神社」等の伝説地・歴史・文化遺産を巡り山道や峠を歩く約11キロのコースを楽しむ。ハーフコースでの参加も可能。
くらぶの有志らは「今回、皆様のご理解とご協力をいただき、ようやく整備を終えることができました」とし「この機会に是非、ふる里の古道を見直して下さい。お一人で、ご夫婦、ご家族、友人たちと晩秋の里山を歩きましょう」と参加を呼びかけている。
詳細は次の通り。
【『晩秋の古道を歩く』27日(8時から与保呂「芦の町池駐車場」にて受付)15時頃解散予定※小雨決行▼持ち物=弁当・飲み物・雨具・防寒着・タオル・ティッシュ・手袋・着替えシャツ・おやつ・その他(携帯電話・カメラ・筆記具)▼参加対象=健康な老若男女。子供は小学5年生以上(保護者同伴)▼参加費300円(保険料・記念品・記念写真など)▼申込=12日までにFAXで氏名・住所・年齢・連絡先(電話)を明記の上申し込む▼FAX送信先=「舞鶴東ロータリークラブ」事務局(問℡0773・64・6906)】
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