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【お茶の流々亭】逸品の誇り銘に込め<br>自慢の抹茶の名前を募集 28日まで<br>緑が映える地域の宝『末永く愛される茶に』

【お茶の流々亭】逸品の誇り銘に込め
自慢の抹茶の名前を募集 28日まで
緑が映える地域の宝『末永く愛される茶に』

投稿日時:2023年02月14日(火)

 吉坂のJR松尾寺駅旧駅舎内に日本茶専門店を構える『お茶の流々亭』がこのほど、舞鶴産の碾(てん)茶を100%使用した「抹茶」を完成させた。
 同店ではこの抹茶の銘を何にしようかと悩んだ結果、“永く皆に愛される茶となるように”との思いから広く募集することに。「永く永く舞鶴のお茶が受け継がれますよう、皆様の感性をお借りしたいと思います」と呼びかけている。

銘を待つ100%舞鶴産の「舞鶴抹茶」と「加工用抹茶」

 今回募集する銘は、①『舞鶴抹茶』(100%舞鶴産)と②『加工用抹茶・舞鶴ブレンド』(舞鶴産半分以上と宇治抹茶をブレンドし整えたもの)の二つ。いずれも苦渋みが少なくまろやかで、香り高い仕上がりとなっている。
 店を構えて20年。同店の砂田奈知さんは、「(舞鶴抹茶の完成は)ずっと温め続けてきた長年の夢でした」と話し「舞鶴の茶は色が美しく濃い緑であることが最大の特徴。濃厚な旨みで後味の良いお抹茶に仕上がりました」と自信を覗かせる。
 完成までの道のりは決して平坦では無かった。年月だけが過ぎ、安定した茶の確保や製造など、なかなかトントン拍子に進まない中でも、「舞鶴産の抹茶を作りたい」その思いが揺らぐことはなかった。
 茶にかけるそんな同店の熱意に打たれる形で、ついに茶農家と茶商の協力を経て実現した今回の「舞鶴抹茶」が完成。今はまだ名なしで、名前が付けられるのを待っている。
 採用となった銘の応募者には、舞鶴抹茶のフルセット(舞鶴抹茶・加工用抹茶・まいづる抹茶ラテ)をプレゼント。応募は28日まで。
 『街の宝物を皆で大切にしてほしい』との思いから、選考方法は同店が数点に選考したのちSNSで投票。応募方法は、必要事項【応募する『銘』とその意味や理由など、応募者の氏名・連絡先・年齢】を明記の上、いずれかの応募方法【①SNS(流々亭インスタグラム、フェイスブックのメッセージ)②メール(info@ruru-tei.com)③流々亭公式LINE④はがき(〒625―0011舞鶴市字吉坂113―4『お茶の流々亭』宛)】で。

【多彩なメニューで人気のカフェ】
 長く松尾寺門前で営業していた流々亭だが2019年からは、現在の1922年開業「JR松尾寺駅旧駅舎」内に移転オープン。国の登録有形文化財でもある建物内に一歩踏み入れば、大正ロマン溢れるレトロモダンでノスタルジックな空間が広がる。
 地域のみならず、隠れた観光名所として遠方より足を運ぶファンも多い同店。多種多様なお茶に加えて、手作りの黒糖わらび餅や白玉、じっくり煮込んだ北海道ゆで小豆など、こだわりのトッピングによりお届けする豊富なメニューが人気だ。
 多彩が故、メニュー選びに悩んでしまうこと間違いなしだが、お茶のベテランスタッフが丁寧にオススメを教えてくれるので心配無用だ。ぜひ20年にかける情熱が仕上げた『舞鶴抹茶』も味わってみてほしい。
 【お茶の流々亭▽営業時間10時~17時(LO16時半)日曜・月曜定休日/℡0773・63・7770】

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