『かざはな』 記念朗読会
投稿日時:2018年12月07日(金)
朗読愛好会「かざはな」が来春に100回目の朗読会を迎える。11月25日に「第100回記念かざはな朗読会」が市勤労者福祉センターホールで開催され、訪れた約100人は読み手たちの紡ぐ物語に聞き入っていた。
「かざはな」は平成20年に発足。会員は10人。月1回の朗読会を中心に、市内の小学校や高校、福祉施設への朗読。また、年1回「朗読コンサート」を行っている。作品の読み込みを重ね、言葉の間合い、声の強弱、シーンに合ったバック音楽など、聞き手に飽きさせない工夫で多くの市民の心をつかんでいる。来年3月に100回目を迎えるにあたり、同センターを経営する舞鶴勤労者福祉協議会が主催し記念朗読会を企画した。演目は時代物「まぼろしの橋」(作・藤沢周平)と短編小説「みぞれ」(作・重松清)で、会員たちは交代で読み継いでいき、聞き手の想像力を膨らませる語り口に参加者たちは耳を澄ました。また、市内で音楽活動をする「ぐりんてぃ」の大森康弘さんと出立宏子さんが賛助出演。ギターやフルートの生演奏が雰囲気をいっそう盛り上げた。田岡紀代子代表(77)は「毎回、多くの方が来て頂き一生懸命聞いてくれるので続けてこられた。皆さんの励ましは私たちの生きる力になっている。今後も若い方に入ってもらうなどしながら続けていきたい」と話した。
※第98回朗読会は来年1月11日午後1時半から。第99回は2月1日午後1時半から。共に同センターで行う予定。
【労福協 初の趣味講座】
勤労者や地域住民の福祉向上を目指す舞鶴勤労者福祉協議会では、市民のサークルや集まりの場として貸室事業をしている。今年からセンター利用者の発表の場として「趣味の講座」を新たな企画として初めて開催。「第100回記念かざはな朗読会」が第一回目となった。長柄俊治理事長は「今後も市民の発表の場として企画していきたい」と話している。
(井上 務)
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