「THE FAMILY」の村本さん一家5人 長谷に移住、家族で農的暮らしと音楽活動【舞鶴】
投稿日時:2009年06月05日(金)
ユズの里づくりに取り組む舞鶴市岡田地区の長谷(ながたに)の集落に、家族5人のバンドで音楽活動をする村本敏(びん)さん一家が移住した。自分たちで食べる食料は家族で作ろうと、田畑を耕す自給自足をし、そうした生活スタイルから生まれるメッセージや人の絆などをオリジナル曲にする。バンド名「THE FAMILY」の通り、その曲は家族で音楽をする楽しさに溢れる。6月6日、14日、地域の催しに初出演しお目見えする。舞台照明と演出の仕事やソロで歌っていた敏さんは、自分の感性を伝える音楽の可能性を子供たちにも体験してほしいと、2000年家族バンドを結成。敏さんがギター、妻のさゆりさんがジャンベ、長男の弥祐(みゆう)さんがベース、長女のれいさんがピアノ、次女の天(あま)さんがピアニカなど、全員がボーカルを担当する。日吉町に暮らしながら近畿や四国、九州などの地域の祭り、商店街などの催しに出演していた。作詞作曲する曲は、基盤とする農的暮らしの中から湧き出た食への感謝、環境問題、家族の絆を歌に込める。「This is a family.」は家族バンドの紹介をし、「光る命の唄」は小さな草花の命の輝きを示した。親子でも楽しめる曲調に触れ、家族バンドを始めた人もいる。音楽を演奏してほしいと、高度な技術の楽器は使わず、子供たちもできるピアニカなどを編成に取り入れる。移住先を探していたところ、山間地で高齢化と過疎化が進む長谷の村づくりを手伝う地元の若手農業者に誘われ、昨年12月に引っ越してきた。さっそく田んぼでは古代米などを植え、畑で麦、キビ、自作する味噌と納豆用の大豆ほか、多くの雑穀と野菜を育て、また地域で取り組むユズの里づくりも協力する。敏さんは「長谷は隠れ里のような雰囲気があり、とても静かな所です。自然の中で暮らす地域の人たちは元気で、いろんな智恵を教わることが多い。ここから親しみやすい音楽を作り、地域に根づいた活動ができれば」、妹とユニットも組むれいさんは「長谷は農業や自然について学びがたくさんできる場所。大好きな音楽を静かに考え、毎日演奏できるのもいい」と話す。6日は丸田のみずなぎ学園の祭りに出演する。午前10時から。雨天の場合は演奏は中止。14日は西方寺の岡田中小学校の岡田中まつりで午前11時ごろから演奏。地元の女性コーラスグループとも共演する。両日とも入場無料。
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