「風の子共同保育園」創立20周年で 来年1月15日、劇団仲間「森は生きている」公演【舞鶴】
投稿日時:2005年12月02日(金)
大内野町の風の子共同保育園(和田きよみ園長)が創立20周年を迎え、劇団仲間による舞台「森は生きている(12月物語)」を、来年1月15日午後2時から北田辺の市民会館で開催する。人間を掘り下げて描いたロシアの詩人、サムイル・マルシャークの作品を舞台化し、子供から大人までの心をとらえた名作で、上演回数は1800回を超えている。後援は舞鶴市民新聞社など。風の子共同保育園は無認可保育園として1986年に設立し、10年前には綾部市於与岐町に分園を開設。乳児から学童まで約30人が利用する。「森は生きている」は89年を最初に過去3回、同園が主催した。マルシャークは「ロシア児童文学の創始者」と呼ばれる。第2次大戦中に新聞特派員として戦場にいた時、この作品を執筆した。気まぐれな女王が冬の森に咲くマツユキ草を探す命令を出し、みなしごの少女が十二の月の精たちから贈り物を贈られる。人の悪意や優しさなどを美しい舞台装置と音楽で詩情豊かに描き、ロングランを続けている。和田さんは「3歳の子も2時間半釘づけとなる舞台です。モノやカタチでなく、心に残るプレゼントです」と来場を呼びかけている。全席指定でA席4500円、B席4000円。親子券は500円引き。託児もする(要予約、1人300円)。チケットは同園(電話76・4972)などで販売中。同園のホームページ(http://www.geocities.kazenoko34)でも紹介している。
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