「難民を助ける会」チャリティー古布展 市民らに呼びかけ着物提供や制作協力【舞鶴】
投稿日時:2004年03月05日(金)
舞鶴市民から寄贈を受けた着物をリサイクルして制作した作品を展示販売するチャリティー古布展が、3月10日~同14日、浜のギャラリー・サンムーンで開かれる。地雷撤去の支援活動などを続けるNPO法人難民を助ける会(相馬雪香会長、東京都品川区)関西支部の協力の呼びかけに応じて、市民が古布を持ち寄り、古布の作品づくりをする女性たちがボランティアでバッグやメッセージカードなどを制作した。収益金は全額、同会を通して国際支援活動に役立てる。
国際的な人道支援活動をする同会は、活動費を自分たちでつくりだそうと、たんすの中に眠る着物を全国の人から提供してもらい、それをリサイクルした小物を販売する店「夢うさぎ」を昨年、東京都内でオープンさせた。美しい着物で作った作品は人気を呼んでおり、関西支部の支部長の鷲田マリさん=丸山西町=は、舞鶴でもこうした取り組みをしようと友人らに相談し、市民に着物の提供と制作の依頼を呼びかけた。
市民からは江戸後期から明治、大正、昭和の着物約50着が寄せられた。制作を担当したのは白浜台の西村登志子さんと西村さんから教わる女性たち。西村さんは古布の袋物などを京都市内の業者の注文に応じて制作もしている。昨年3月には生徒たちとともにダリで作品展も開いた。サンムーンが会場として協力した。
縮緬などの古布を使ってかばんやポーチ、人形、花などを制作した。様々な柄の古布の1片(縦7.5センチ、横6.5センチ)を張りつけたメッセージカードも作った。また、大島紬などの端切れをセットにしたものも販売する。鷲田さんは「たくさんの方に協力をいただき感謝しています。ぜひいらして下さい」と話していた。時間は午前10時~午後7時。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン。
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