「防犯はカギかけがかんじんです」啓発看板設置 舞鶴署、年末特別警戒スタート【舞鶴】
投稿日時:2006年12月05日(火)
舞鶴署の年末特別警戒がスタートした12月1日、南田辺の同署庁舎の壁面に、舞鶴防犯推進委員協議会(瀧口國雄会長)が製作した防犯啓発の看板が設置された。自転車盗難の多発する中、自転車や家に鍵を必ずかけるよう注意を呼びかけている。 毎年この時期に設置される看板は、同協議会の幹事、田中實さん(63)=高野由里=が防犯標語とともにイラスト画を描いている。今年で6作目の看板は、山伏姿の子どもが勧進帳を広げている場面を描き、「特別警戒実施中」の見出しとともに、「防犯はカギかけがかんじんです」と、語呂合わせの標語を記している。 田中さんは、元JR職員で、西駅交流センターに務めていた時、帰省客を迎える大きな「絵馬」を描いていた。この経験を生かして、同協議会の看板製作を手伝うようになった。イラスト画は昨年好評だった歌舞伎調にすることに決め、西図書館で資料を調べ、約1週間かけて水性ペイントで描いたという。 弁慶を子ども姿に変えて、勧進帳を読み上げる場面を描いたが、「防犯意識の啓発とともに、若い人たちが古典芸能を知る契機になれば…」と話していた。看板は夜間ライトアップされている。 同署では、年末特別警戒として、署員50人態勢で、金融機関への立ち寄りなどを行い、防犯意識の徹底を図っている。
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