「赤れんがジャズミュージアム」オープン 山下洋輔さんの楽譜や著名な演奏家の楽器など展示【舞鶴】
投稿日時:2007年10月23日(火)
ジャズをテーマに楽器や楽譜などを収集した赤れんがジャズミュージアムが10月20日、北吸の市政記念館二階にオープンした。戦時中に進駐軍のために米国が製造したSPレコード「Vディスク」、ジャズ奏者の山下洋輔さんの楽譜や著名な演奏家の楽器などを展示し、日本のジャズの歩みを紹介している。 NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴(馬場英男理事長)が、1991年から毎年開く赤煉瓦サマージャズ祭のネットワークを活用し、ジャズミュージアムの開設を目指した。これまで出演した山下さんらに協力を依頼し、丹後広域観光キャンペーン協議会の「ふるさと観光魅力づくり創造事業」に選ばれ、助成金の交付も受けた。 市民から寄贈され展示しているVディスクは、大物ミュージシャンの初期の演奏を収めた貴重な音源。山下さんからは66年の初リサイタル用に作成したオリジナル曲の楽譜などが寄せられた。76年に亡くなった日本のジャズ界の第1人者の南里文雄さんのトランペット、レイモドン・コンデ(1916~2003年)愛用のクラリネット、ジャズに関する雑誌や書籍の展示やライブ映像も放映している。 会場はこれまで市政の歴史に関する資料を展示していたが、古くなったものを精査・集約して、空いたスペースをジャズミュージアムに活用した。今後、収集する資料が増えれば、ほかの施設へミュージアムを移すことも検討している。 馬場理事長は「これからも資料を収集して展示を増やしていきたい。ジャズに関する古い楽器や貴重な資料があれば提供してほしい」と話している。
【問い合わせ】電話66・1096、同舞鶴。
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