「見海寺」来年開創350年で新恵比須堂お披露目 4月18日、記念法要や野外ミニコンサート【舞鶴】
投稿日時:2009年04月17日(金)
西の浄土宗「見海(けんかい)寺」(中島知之住職)が、来年に開創350年を迎えるのを記念して、4月18日、本堂で記念法要や新しくなった恵比須堂の落慶法要を営むほか、舞鶴にゆかりのあるノコギリ奏者で、世界大会で優勝したサキタハヂメさん(37)=堺市在住=の野外ミニコンサートを開く。コンサートは入場無料でだれでも来場できる。 見海寺は1660年、源誉上人によって創建されたとされ、山門は田辺城の門の1つを移築したと言い伝えられる。江戸時代の檀家には田辺藩を代表する学者の野田笛甫(てきほ)もいた。また、漁師たちも多くおり、豊漁と海上安全を祈願して、1692(元禄5)年、恵比須大神を祀る恵比須堂が寺院境内に造られた。 350年の記念事業として、恵比須堂の覆い屋が老朽化していたため、本堂近くに恵比須堂を移築し覆い屋を新しく建造した。また、最近の墓地事情を考慮して、共同墓である合祀墓(ごうしぼ)を建てた。 午後1時の記念法要に続いて、同3時から恵比須堂前でミニコンサート。サキタさんの父が舞鶴出身で、同寺の檀家でもある。ノコギリ奏者のサキタさんは1997年と2004年の世界大会で優勝したほか、国内での演奏会やヨーロッパツアーも行った。オリジナル曲も作曲し、テレビCMやNHK時代劇の音楽も担当するなど活躍する。府北部では今回が初めてのコンサートになる。
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