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「舞鶴巧芸」七宝かさね に特許庁の商標登録証 観光土産品で舞鶴のPRに一役【舞鶴】

「舞鶴巧芸」七宝かさね に特許庁の商標登録証 観光土産品で舞鶴のPRに一役【舞鶴】

投稿日時:2009年01月06日(火)

登録証を手にする田中代表と多くの観光土産品

 森本町の「舞鶴巧芸」(田中光代表)が、舞鶴の観光土産品にと手作りする七宝かさねが、このほど特許庁の商標登録証を受けた。長年培ってきた西陣織の帯づくりに使う重ね貼りの伝統工芸の技法を活かし、今後も舞鶴のPRに一役買いたいと新商品の開発に励んでいる。  終戦直後、引き揚げ者らの授産施設としてスタートした同社は、1970年ごろから織物関係の仕事を始めた。アワビやアコヤ貝などの貝殻の螺鈿や金箔などを使って、図案を元に特殊な紙に重ね貼りし、それを細かく裁断し西陣の業者へ納入。帯を織る際のよこ糸として織り込むと図柄が浮かび上がる。  この技法を使って舞鶴の観光土産品づくりを2006年から取り組み、額絵やキーホルダー、トラップ、コースター、マグネットなどを開発した。市内ではまいづる智恵蔵や商工観光センター、市外でも綾部や豊岡市などでも販売されるようになり、販路も広がっている。さらに、今後の認知度と信用を高めようと、商標登録証の出願をした。田中代表は「お祝い品など商品の幅も広げていきたい」と話していた。

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