「縄文丸木舟再生プロジェクト」発足 市教委公募の市民スタッフ22人【舞鶴】
投稿日時:2005年08月30日(火)
舞鶴市の浦入遺跡から出土した縄文時代の丸木舟の復元に取り組む市教委の「縄文丸木舟再生プロジェクト」が、このほど発足した。公募の市民22人がスタッフとなり、復元のための道具作りなどを行い、10月8、9日に開催される赤れんがフェスティバルで作業を開始する。完成は平成19年3月の予定。再生プロジェクトでは、作業開始に先立ち、このほど事前学習として、小浜市の若狭歴史民俗博物館、若狭町(旧三方町)の若狭三方縄文博物館を訪問した。スタッフ19人に市教委の職員3人が同行した。若狭歴史民俗博物館では、同館所蔵の鳥浜1号丸木舟を見学しながら、敦賀短期大学の網谷克彦助教授から縄文時代の木工道具、舟造り技術など丸木舟再生のための基礎技術を学んだ。若狭三方縄文博物館では、実際に丸木舟の再生に取り組んでいる事例報告、作業の進め方などについて、担当の学芸員から説明を聞いた。この後、展示されている鳥浜貝塚ユリ遺跡出土の丸木舟と再生された丸木舟を見学、スタッフは丸木舟をカメラに収め、縄文の高度な技術に驚いていた。浦入遺跡の丸木舟は、平成10年2月に出土した。約5300年前の縄文前期の丸木舟(全長約8メートル)で、国内では最大最古級。外洋にも使用されたと推測されている。再生プロジェクトでは、今後、丸木を削る石斧に使用する石を集め、石斧に取り付ける柄の製作などを行う。(記事と写真 ボランティア記者・河西昭彦さん)
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